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I hope that the experiences you had on the Youth Goodwill Cruise have left an indeliblemark on your social consciousness, your mind,and your soul. Only then can we say that the Goodwill Cruise has achieved its goal to its fullest.
Phyllis Engstrom
私が初めて船に乗ったのは10才の時でした。沖縄行きの船で「ふじ丸」のように大きなものではなく、他の乗船者と一締に畳の上で寝た記憶があります。「ふじ丸」での航海とはまったく違ったものでしたが、たた一つ同じだったもの…それは船酔い!でした。「少年の船」で出会った参加者たちの多くは、すでに海外旅行の経験があり、グァム・サイパンヘ行ったことのある子もいました。この航海に子供たちを参加させたご両観は、夏休みをより楽しいものにしてもらおうと期待したのでしよう。今、私たちは幸せで平和な社会で暮らしています、望むものはほぼ手に入れ、遅かれ早いかれすべてを得ることも知っています。この「少年の船」は私たちが当り前たと思っていること、すなわち世界の平和や環境保護の大切さ、国際協力の重要性、そしてボランティアを通じて他人を思いやる心をもう一度考え直すチャンスを与えてくれました。何を着よう、何を食べよう、テレビで何を見よう、コンピューターゲームでは次に何をしよう、と私たちは口々自分自身のことを考えながら生活しています。
それこひきかえ、“船”では責任感と協調性の大切さを常に考えることができました、毎朝6時50分、デッキに集合する時、様々な活動を行う時、また、「盆踊り」を誰かに教えてあげる時、あなた方はお互いに助け合いましたね。この「少年の船」で経験したことは、社会的な意識や考え方、そして心に深く刻みこまれたものとなるでしょう、そうであれば「少年の船」の日的は達成されたといえるのではないでしようか。
サンモールインターナショナルスクール フィリス・エングストローム

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